どうもゆとりです。
今回は、独身の平均月支出を参考に、私の2023年7月の支出と比較して振り返るとともに、支出のポイントと節約のポイントを踏まえつつ紹介します。
今回の記事については、ほぼ私のためのものとなっていますが、節約に興味はあるけどどこから手をつければ良いかわからない方や自由な時間を確保するためにFIREを目指される方にとっても、自分自身の月の支出と比較していただくことで、月の支出を抑えるきっかけになります。
まずはサクッと結論から。
・独身の月平均支出は161,753円
・節約には、支出のポイントと節約のポイントを抑えつつ改善が必要。
・支出のポイントは、自分が絶対にゆずれない支出を把握し、それ以外を削減。
・節約のポイントは、金額が大きい固定費(住宅・車・通信費)を見直す。
月の支出把握・改善の目的について
まず、月の支出把握・改善を行う目的は、次のとおりです。
・月の支出把握をすることで、自分が無意識にお金を使ってしまっている点に気づき、改善に繋げることで、生活に必要となる金額を抑えることができる。
・月の支出把握をすることで、年間の支出を想定することができ、FIRE達成に必要となる金額を算出することができる。
節約やFIREを達成するためには、まず目標となるゴールを設定する必要があり、そのためには、月の支出把握を行い、年間の支出を想定することが必要となります。
FIREに必要な金額については、年間の支出を大きく左右する世帯人数と3つのFIRE(サイドFIRE、リーンFIRE、ファットFIRE)のうち、どのFIREを選ぶかで大きく異なります。
独身がFIRE達成に必要な金額
・サイドFIRE 4,575万円
・リーンFIRE 7,125万円
・ファットFIRE 8,925万円
今回は独身である私のケースに当てはめて計算していきますが、世帯人数別の3つのFIREに必要となる金額を詳しく知りたい方は、こちらの【【まとめ記事】いくらかかる?世帯別FIREに必要な金額を紹介!】で確認が出来ます。
世帯人数ごとの月支出平均について
自分自身の月支出を振り返るにあたっては、前月の支出との比較や自分で設定した予算額との比較することも大切です。
ただし、家計簿や節約を始めたばかりであれば、比較対象が少いので、世帯別の平均支出と比較することがおすすめです。
平均支出と比較することにより、客観的に自分の支出を分析することが出来ますし、支出を減らすポイントも見つけやすくなります。
・五人世帯 357,187円
今回は、私と同じ独身(一人世帯)の平均支出について確認していきます。
世帯人数別の平均支出内訳(単位:円)
用途分類 | 1人世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯 | 5人世帯 |
食費 | 39,069 | 67,573 | 80,554 | 88,102 | 96,968 |
日用品 | 5,487 | 10,840 | 12,837 | 13,892 | 13,124 |
趣味・娯楽 | 29,578 | 40,506 | 38,968 | 40,707 | 43,317 |
▷趣味・娯楽費 | 15,747 | 19,735 | 23,348 | 29,638 | 32,732 |
▷交際費 | 13,831 | 20,771 | 15,620 | 11,069 | 10,585 |
衣服・美容 | 5,047 | 6,820 | 9,343 | 12,651 | 13,311 |
健康・医療 | 7,384 | 14,895 | 15,099 | 14,102 | 14,130 |
交通費・自動車 | 12,295 | 23,856 | 30,752 | 34,073 | 38,547 |
書籍・教育 | 2,246 | 3,796 | 13,830 | 30,656 | 40,355 |
▷教育 | 0 | 413 | 10,750 | 28,165 | 37,920 |
▷書籍等 | 2,246 | 3,383 | 3,080 | 2,491 | 2,435 |
現金・カード合計((使途不明)) | 40 | 5,489 | 7,293 | 7,705 | 8,740 |
通信費 | 7,008 | 10,492 | 13,713 | 14,815 | 15,536 |
住居 | 23,300 | 19,294 | 20,040 | 17,249 | 13,846 |
その他 | 17,200 | 29,721 | 36,254 | 29,826 | 30,152 |
▷諸雑費 | 14,536 | 24,267 | 26,932 | 25,677 | 27,484 |
▷仕送り金 | 2,664 | 5,454 | 9,322 | 4,149 | 2,668 |
光熱・水道 | 13,098 | 22,037 | 25,657 | 26,577 | 29,160 |
▷電気代 | 6,808 | 11,307 | 13,157 | 13,948 | 15,474 |
▷ガス代 | 3,331 | 4,900 | 5,555 | 5,427 | 5,506 |
▷他の光熱 | 843 | 1,600 | 1,445 | 1,005 | 1,052 |
▷上下水道料 | 2,116 | 4,229 | 5,500 | 6,196 | 7,128 |
合計 | 161,752 | 255,319 | 304,340 | 330,355 | 357,186 |
この表は、マネーフォワードの支出内訳と比較しやすいよう、総務省による調査結果の一部の分類等を変更して表示しています。
データ出典:総務省 家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表
世帯人員・世帯主の年齢階級別 第4表 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出
総世帯・勤労者世帯
2023年7月の支出について
続いて、私の2023年7月の支出はこちらになります。
このままだと比較がしづらいので、平均支出の内訳と私の支出内訳をエクセル表に貼り付けて比較をしていきます。
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平均支出と私の支出の比較表がこちら。
用途分類 | 1人世帯 | 私の支出 | 差額 |
食費 | 39,069 | 37,898 | -1,171 |
日用品 | 5,487 | 2,091 | -3,396 |
趣味・娯楽 | 29,578 | 22,000 | -7,578 |
▷趣味・娯楽費 | 15,747 | 22,000 | -7,578 |
▷交際費 | 13,831 | ||
衣服・美容 | 5,047 | 4,295 | -752 |
健康・医療 | 7,384 | 9,578 | +2,194 |
交通費・自動車 | 12,295 | 5,460 | -6,835 |
書籍・教育 | 2,246 | 980 | -1,266 |
▷教育 | 0 | 0 | 0 |
▷書籍等 | 2,246 | 980 | -1,266 |
現金・カード合計((使途不明)) | 40 | 11,335 | +11,296 |
通信費 | 7,008 | 27,361 | +20,353 |
住居 | 23,300 | 3,270 | -20,020 |
その他 | 17,200 | 4,500 | -12,700 |
▷諸雑費 | 14,536 | 4,500 | -10,036 |
▷仕送り金 | 2,664 | 0 | -2,664 |
光熱・水道 | 13,098 | 0 | -13,098 |
▷電気代 | 6,808 | 0 | -6,808 |
▷ガス代 | 3,331 | 0 | -3,331 |
▷他の光熱 | 843 | 0 | -843 |
▷上下水道料 | 2,116 | 0 | -2,116 |
合計 | 161,752 | 128,768 | -32,984 |
比較の中で平均を上回った項目は3つ(健康・医療、現金・カード、通信費)でした。
健康・医療に関しては、最近ジムに通い始めたことと、ほぼ毎月歯医者に通っているため超過しています。
現金・カードに関しては、毎月払っているPC等のローンとなっています。
通信費については、楽天モバイルの使用料の他に、7月はブログサーバーの更新料が入ってるため超過しています。
実家暮らしのため、私の月額支出は平均よりも低水準という結果になりました。
ここからは、私が気をつけている2つのポイントと改善点に分けて紹介していきたいと思います。
支出のポイント
支出のポイントとしては、一定の金額を貯金しつつ、収入の範囲内で自分にとってより満足度の高い支出をすることが大切です。
私たち社会人全てに共通するかと思いますが、基本的には、より良いものをたくさん手に入れて豊かな暮らしをしたいという欲求があります。
しかしながら、実際問題、毎月の収入は限られてますし、無限にお金を使うわけにはいきません。
よって、自分の収入の範囲内でFIREという目標達成のために、一定の金額内で自分にとってより満足度の高い支出をする必要があります。
まずは、自分が絶対に譲れない支出は何かを把握することから始めましょう。
自分が絶対に譲れない支出を把握するためには、次のプロセスを実践してみることをおすすめします。
①今の支出を全て紙に書きす。(PCやスマホでも可)
②上から1つずつ、1週間その支出をやめます。
③1週間後、その支出をやめて生活の満足度が低下したか5段階評価します。
④これを繰り返して、評価が4か5だけのものをだけを残せば完了!
私の場合は、こんな感じになりました。
・漫画 ★4
・映画やドラマ、動画 ★5
・友達や家族と美味しいご飯を食べる ★4
・健康に気をつける ★4
・お酒 ★1
・コーヒー ★4
・ゲーム ★3
以下が、私にとって絶対に譲れない支出です。
○私にとって絶対に譲れない支出
→面白い漫画を見ること。
・Kindle Unlimited(年会費1万2千円程度)や定期的にネットカフェに行ってます。
→面白い映画、ドラマ、動画を見ること。
・アマゾンプライム(年会費5千円程度)やYouTubeを見つつ、どうしてもみたい映画があれば映画館に行くこともあります。
→美味しい食事、健康的な食事をすること。
・家族や友人と美味しい食事を食べに行くことがとても満足度を上げてくれるので、定期的に行ってます。また、栄養バランスを整えるためにも、完全栄養食であるベースブレットを定期購入して健康にも気を使っています。
→カフェに行くこと。
・コンビニなど買うコーヒーも良いですが、カフェというおしゃれ空間でコーヒーを飲むのが好きで、集中して本を読んだり記事を作成できる環境がとてつもなく大切なので、カフェは私にとってはマストの支出です。
節約のポイント
節約を始める場合、日々の買い物やスイッチをこまめに消すなど小さなことから入る方が多いですが、固定費かつ金額が大きいものから取り掛かるのがおすすめです。
なぜなら、日々の買い物や節電には節約の成果を出すまでに一定の時間がかかり、さほど大きな金額を節約することが出来ないからです。
そのため、まずは3つの固定費(住居、車、通信費)を見直すことから始めましょう。
住宅費
私の場合、実家に住んでいるので住居費がかかっていません。住居費は月の支出の大半を占めますが、ほぼゼロに抑えられているので、実家暮らしは最強です。
もちろん多少の煩わしさはありますが、毎月の貯金額を増やしたい私にとっての満足度はかなり高くなっています。
仮に家賃6万円の賃貸に住んでいた場合、1万円安いところに住めたら1年間で12万円貯めることができ、これを実家にするだけで年間72万円貯めることが出来ます。
独身で職場から実家が近い場合は、迷わず実家暮らしを選択するのが良いでしょう。
車
車については、車が趣味であったり、地方に住んでいて移動手段として必須である方以外は、持たないことをおすすめします。
毎月の燃料代や保険料だけで、年間10万円を超過しますし、更に毎年の自動車税や車検、その他メンテナンス費など、相当な維持費がかかります。
他にも、新車で車を買う場合、購入時はかなり高かったのに、売る時には値段がガクッと下がってしまうなど損をしてしまうことが多いため、どうしても必要な場合は、中古車を選ぶようにしましょう。
通信費
私は、学生時代から10年近く大手キャリアa○を使用していましたが、当時は月額1万円近くの料金を払っており、楽天モバイルに乗り換えることで、今では半額以下の月額4,000円以下に抑えることが出来ています。
乗り換える前は、通信速度とか通信制限が気になっていましたが、街中で普段使いする上では、ほとんど問題がなく、通信量も無制限であり、デザリング機能も十分に使えるため、外出先でポケットWiFiの代わりとしてPCのネット環境を整えることに役立っています。
家にネット環境がなく、外出先で動画や映画などを見て通信量をたくさん使用する方であれば、楽天モバイルが圧倒的におすすめです。
私の月支出の改善点
私の月の支出の目標は、月10万円以内に抑えることであるため、平均支出を上回っている支出項目以外にも比較的金額が大きい食費と趣味・娯楽にかける支出を減らす必要があります。
そのためについついお金を使ってしまう場面と逆に使わないで済む場面に分析し、徐々にお金を使わずにすむような行動を増やしていくことが必要となりそうです。
○お金を使ってしまう場面
・外出した時(スーパーでの買い食い(お菓子、アイス)、外食、ショッピングモールでの買い物)
・家でだらだらしている時(ウーバーとかのデリバリー、アマゾンとかのネットショップ)
・旅行や自分が知らない体験をした時
・仕事で大きなミスをしたり、イライラしてしまう時
・暇でやることがないとき
○お金を使わないですむ場面
・熱中できる趣味をしている時(映画を見る。本を読む、ギターを弾く、筋トレをする。ブログ記事を書く)
・寝てるとき
・仕事に集中している時(ただし、ストレスがかかり、お腹も空く)
・ジムで筋トレしている時
・音楽を聴いている時
・運動している時(スポーツ、ランニング)
まとめ
今回は、独身の月平均支出(約16万円)を参考に私の2023年7月の支出(約13万円)の振り返りを行いました。
節約にあたっては、月平均内訳と比較するとともに、支出のポイントと節約のポイントを抑えつつ、自分の支出の改善点を見つけ出し実践していくことが必要となります。
また、月の支出が少なければ少ないほど、自由な時間を手に入れることができるFIRE達成に必要な金額が少なくなり、早期実現も可能となります。
節約にあたっては、自分にとって本当に必要なモノだけを持つミニマリズムの考え方もおすすめです。
筆者も数年前から実践しミニマリストになったことで、自分にとって本当に必要なモノ以外に支出することがほとんどなくなったため、生活の満足度は維持しつつ月支出は低水準に抑えることが出来ています。
ミニマリズムが気になる方は、こちらの記事【日本におけるミニマリストの源流本!?【ぼくたちにもうモノは必要ない】について】がおすすめです。
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