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資産運用

FXトルコリラ円で爆死!?投資に大失敗した時の話

どうも、アラサーサラリーマンのゆとりです。

今回は、私がFXトルコリラ円で当時の全財産(数十万円の損失)を溶かした大失敗について紹介します。

これから投資始める方や既に投資している方にも参考にしていただけると嬉しいです。

社会人Lv.1
社会人Lv.1
投資を始めてみたいんだけど、失敗するのが怖い…
ゆとり
ゆとり
投資に興味を持っているんだね。そんな君には、私が投資で大失敗した時の話をしよう

この記事には、次のことが書いてあります。

数十万円の損失を出す前の私

もともと、兄弟が多かったせいもあり、たまたま親の機嫌が良い時にもらうお小遣いや年に一度の正月に、祖父母や親戚からもらうお年玉でしかお金に触れていなかったため、お金に対する考え方は悲しいほど低レベルでした。

そんな私も大学生になるとコンビニなどのアルバイトを始めますが、稼いだお金は、全て趣味や外食等に使っていました。

翌月にはほとんど手元にない状態だったので「使うのはこんなにも簡単なのに、お金を稼ぐのって難しいわ〜」としみじみと感じていた記憶があります。

社会人になってから、一人暮らしを始めたため、家賃や食費、光熱費などを支払った後の通帳の預金残高を眺めながら、「こんなんじゃ、いつまでたっても欲しい車買えないやん、もっとお金が欲しい。」と切実に願っていました。

そのため、同じ職場の方が投資でお金を増やしているという話を聞いて、投資に飛びくこととなるのです。

損失を出すことに繋がった危険な考え

手元に資金が無かった私が最初に行ったのが、小額の株取引が手数料無料で行える松井証券での株取引でした。

ただただお金を増やしたいという気持ちに囚われていた私は、書店にある株の本を斜め読みし、自分でも買える少額の株を買いました。

たまたま初めて買った株が翌月に上昇し、すかさず売却。

いきなり10,000円の売却益を手にした私はなんだ、投資って意外と楽勝じゃん♪と調子に乗っていました。

ビギナーズラックで調子に乗った私は、もっともっと楽してお金を稼ぎたいと思うようになり、インターネットでFXで大金を手にした的なことが書かれた記事を読んだこと、同じ職場の方がFXで上手くいっているという話を聞き、FXを始めることにしました。

FXについて

FXとは、外国為替証拠金取引のことで、

かなりざっくり言うと2国間の通貨の売買取引を行うことです。

基本的には、売買取引による利益を得るもので取引自体はシンプルなものです。

細かい要素はたくさんありますが、ここでは私の大失敗に繋がったレバレッジ取引とスワップポイントについて軽く触れておきます。

レバレッジ取引とは?

レバレッジ取引とは自分の手持ち資金の数倍の取引を行うことです。

値動きが小幅であっても大きな金額を動かすため、損益が大きくなります。

国内の場合だと最大で25倍のレバレッジをかけることができます。

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、2国間の金利の差のことです。

たとえば、金利の高い方の通貨を買った場合スワップポイントがもらえます。

逆に金利の低い方の通貨を買った場合、スワップポイントを支払うことになります。

このスワップポイントは日毎に発生し、為替レートどおりだと数円から数十円ですが、動かす金額によっては何倍にも跳ね上がります。

ドル円から始めた私でしたが、手元の資金も少なく値動きが小幅で収支もプラスマイナスゼロくらいが続いており、スワップポイントに目をつけました。

特にその中でも買いポジションで80円位を得られるトルコリラ円に手を出し、じわじわとレバレッジの倍率を上げて気がつけば10倍のレバレッジ取引を行っていました。

今思うと、当時のトルコリラは、金利こそ高かったものの、国内の情勢は不安定で急騰と急落を繰り返すかなりハイリスクな通貨でした。

ついに到来したXデー

その日は、涼しげな風と太陽が適度に見え隠れするほど雲があり、とても過ごしやすい1日でした、

何気なく証券アプリを開き、保有資産を確認したところ、真っ黒な画面だけが映し出されていました。

「なんだよ、このタイミングでバグかよ」と思い少しイラつきながらアプリを閉じて立ち上げることにした私。

しばらくして、アプリを立ち上げても、保有資産の項目は真っ黒な画面のまま、「もしや」と思い、おそるおそる資産残高の項目を確認したところ、そこに刻まれた数字は、前日まで数十万円(7桁)だったはずが、1,791円(4桁)になっていました。

この瞬間、画面に刻まれた数字がとても無機質なものに感じられ、思考回路は停止、「は?」という間抜けな声を出すだけで、一体何が起きているのか理解することはできず、しばらくすると悪寒とともに背中に冷たい汗が流れました…

その後、とにかく、目の前のことだけを考えようとスマホを鞄の奥深くにしまい、その日の仕事をこなすため職場に向かいました。

その日の仕事が全て終わり、帰宅後、薄暗い中でひとりスマホを開くと「ヴグァァァァァァッ!」という腹の奥底の深いところから今までに出したことのない叫び声が、部屋中に響き渡りました。

そこから先のことは、正直あまり覚えていませんが、おもちゃ売り場で駄々をこねる子供のように、床でジタバタしたあと泥のように眠りについたと思います。

次の日の朝は、とてもスッキリとした目覚めと共に始まりました。

人はあまりに辛い事態に遭遇した時、すぐに現実を受け止めることはできず、現実逃避に走るのでしょう。

気がつくとスマホから取引アプリが消えており、「元々、FXなんてやっていなかったし、損失なんてものもない。」と考えるようになり、次第に投資から遠のくことになっていきました。

この経験を通して私が感じた3つのこと


この経験を通して私は、次のことを感じました。

・最悪全てを失うリスクもあるため、余裕資金で行うこと。

・短期間で大金を稼ぐには、それ相応の大きなリスクがあること

・自分が詳しくないことには投資しないこと。

この忘れ去りたい経験を経て現在の資産額600万円超に至るまでについては、また別の機会にお届けしたいと思います。

ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
ゆとり/れべわん(社会人LV.1)
FIREを目指す20代サラリーマン ブロガー兼社畜。時々投資家。  社会人3年目に、楽して稼ぎたいと甘い気持ちからFXにハマり、見事に全財産を溶かし、「楽して儲かる道はない。」と悟る。 数年間の現実逃避をへてFIREに出会い、以降はリスクを抑えた堅実な投資(主にインデックス投資)に邁進。  なお、FIRE道を歩む途中で学生時代に大金を叩いて購入した自転車を盗まれ「持たざる者からは盗めぬだろう」との思いを強く抱き、ミニミリズムに目覚める。  現在は、1度挫折したブログを再開し、FIREの達成の種とすべく日々奮闘中。