どうもゆとりです。
この記事では、認知症のご家族と一緒に暮らしている人は音楽を活用すべき理由について解説します。
認知症の本人も家族もそれぞれにストレスを抱えてしまう中、音楽を活用することはストレスが半減するといっても過言ではありません。
この記事には、次のことが書いてあります。
認知症の家族と一緒に暮らすときにありがちな経験
毎日の家事・育児に翻弄される主婦(夫)の方から仕事が忙しく疲れきっている社会人の方まで、認知症の家族と一緒に暮らされる方は、こんな経験をしたことがあるかと思います。
・仕事や買い物から帰ってきたら、テーブルの上や床が散らかっており、更に疲れちゃう。
・ご飯食べた後に、ご飯食べたかを何度も聞き返えされ、返事をするのに疲れちゃう。
・ネガティブな話を何度も何度も繰り返されるので、気分が沈んでしまう。
・ご飯の時間なのに、ご飯を食べずに話し続け、早く食べないことに、ちょっとイライラしちゃう。
1つでも当てはまった方(むしろ、当てはまらない方はいないと思いますが)は、1度だけでもいいので音楽を活用することをお勧めします。
音楽を活用することのメリット・デメリット
音楽を活用する3つメリット
- 同じ話を繰り返すことが少なくなり、ご飯を食べてくれるようになる。
→音楽を流している間は、認知症の家族も喋ることよりも聴くことに集中してくれるようになり、口を喋るために使わないので、結果的に、同じ話を繰り返すことが少なくなると共に、ご飯を食べてくれるようになります。
- 音楽を聴くことでリラックスやストレス解消ができる
→特にゆったりとしたリズムの音楽を聴くことで、認知症のご家族や自分自身もリラックスするとともにストレスを解消することができます。
- 音楽を聴くことで、認知症の症状軽減も!
→音楽を聴くことで、リラックスやストレス軽減になるだけでなく、
認知症のご家族の脳の活性化など、認知症の症状軽減の可能性もあります。
なお、認知症の症状軽減を目的とした治療で音楽療法というものもあるので気になる方はそちらも調べて見てください。
ただし、ヘビーメタルなど激しすぎる音楽であったり、認知症の家族にとって馴染みのなさすぎる音楽は、不快感を与えるなどの逆効果になる可能性もありますので楽曲選びにセンスが問われます。(嘘です。)
音楽を活用する3つのデメリット
- 認知症のご家族に馴染みのなさすぎる音楽は逆効果に
→メリットの最後で少しふれましたが、認知症のご家族に馴染みのなさすぎる音楽、特に認知症のご家族が高齢の場合だと、ヘビーメタルやJPOPなどの音楽では、不快感を与えてしまう可能性があります。
その場合は、ご家族の様子を見ながら、「この曲は大丈夫そう」、「この曲はあまり好きでないみたい」と分析しつつ、認知症のご家族も自分自身も楽しめる音楽を時間をかけてゆっくり探していきましょう。 - 音楽を流すことで会話が減少してしまう
→音楽を流すことで、認知症のご家族も自分自身も聴くことが増え、その分だけ会話が減ってしまう可能性があります。
その場合は、少しだけ音楽を止めて意識的に会話をする時間を取るように心がけましょう。 - 耳が聞こえづらくなっている場合は効果半減
→認知症のご家族が、高齢であったりして耳が聞こえづらくなっている場合は、効果が半減してしまう可能性があります。
その場合は、ご近所迷惑にならない程度に音量を大きくすることや目で楽しむことができる動画などを見せてあげるのも良いかもしれません。
2週間以上、音楽を活用し続けてみた結果
音楽を活用するメリットを知ってもらった方は、既に音楽を活用しようと思っているかもしれませんが、音楽を活用する前の私は、忙しくストレスのたまる仕事と帰宅後の認知症の祖母との生活にヘトヘトになっており、
「仕事でのストレスと家に帰ってからのストレスで、ストレス地獄かよ!」とか「ひとり暮らしに戻らないとストレスで押しつぶされるわっ!」と思っていました。
しかしながら、一緒に夕食を食べる時間に音楽を流すようにした結果「え、こんなにストレスが消えるなんて、なに、ここは天国なの?自分が話を聞いてあげて、丁寧に対応し続けることにこだわってストレスを無限に溜めまくっていたなんて…」と悔い改めるほどの衝撃が体に走ったことを覚えています。
今では、一緒に夕食を食べる時間に必ず音楽を流すことを2週間以上続けており、音楽の無い生活は考えられません。
それでは、最後にまとめです。
・認知症のご家族と一緒に暮らす方は、音楽の活用がおすすめ
・特にリラックスとストレスを軽減してくれる効果はデカい
・手間も全くかからないため、とにかく1度は音楽の活用を!
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後、認知症のご家族と一緒に聴けるおすすめの音楽について紹介する記事も作成する予定ですので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。